アンティークヒッコリーゴルフクラブを集める

アンティークゴルフクラブを集める

アンティークゴルフクラブ収集はまだ新しいものですが、クラブ収集の関心は急速に増え続けています。最も好ましいアンティーククラブはなかなか目にすることがなく、収集期にもかかわらず少しの情報しか出回っていません。この芸術品の世界的関心は、ヒッコリーゴルフの復活により急速な勢いで増えています。

ずらりと並んだ手作りアンティーククラブの発展した形とスタイル、デザインされたメカニズム、そして用いられる素材を吟味する時、初期クラブメーカーに集結した才能に気が付くことでしょう。初期クラブメーカーこそ正真正銘の職人で、1本1本を手作業で丹精込めて作っていました。彼らの骨の折れるような努力、面倒な作業、創意に富んだ考え、そしてきめ細かな基準は、彼らの作品の美しさ;芸術;クラブそのものに映し出され、収集家や投資家の興味を引く分野となりました。

ヒッコリーゴルフショップではこの専門分野に関して助言することが可能です。またお客様に代わって、アイテムの調達、評価、購入もいたします。専門家による修理も承ります。詳細などは Tel; 03-6271-4700 または info@cuthbert.co.jp までお問い合わせください。お客様のアンティークゴルフクラブ収集のお手伝いが出来ることを楽しみにしています。

ジェフリー B エリス コレクションセットは世界最高額のクラブとしてサザビーズのオークションにかけられました

2007年1月ジェフリーBエリス氏は、彼の最も広範囲に渡る今までのコレクション、クラブメーカーのアート2巻セットを発売しました。彼の800本全てのクラブについて詳しく書かれたこの本は、業界の基準となりました。収集したクラブはスポーツが始まった1600年頃にまでさかのぼり、非常に初期の重要なスクエアトーライトアイアン(砂地や小石の地面からボールを打つためにデザインされた第一世代のクラブ)も含んでいます。1890年以前、ゴルファーたちは、「ロングノーズ」と自然に呼ばれるようになった、長い、木製ヘッドのクラブを使っていました。1700年代後半、クラブメーカーたちは自分たちの作品に刻印するようになります。1700年以降、ロングノーズクラブは初めてメーカーによって刻印されるようになりました。エリス氏は、18世紀のアンドリュー ディクソン作で「A.D.」と刻印されたロングノーズパターを始めとし、有名なクラブメーカーからわかりにくいクラブメーカーまで60本のクラブをまとめました。ディクソンはクラブにマークを刻印した最も古いクラブメーカーとして知られています。

さらにフィリップの4本のクラブがありました。1817年から亡くなった1856年まで、由緒あるロイヤルアンドエンシエントゴルフクラブオブセントアンドリュースの公認クラブメーカーだったヒュー フィリップは、その凝り性な職人技からクラブメーカーのストラディヴァリウスと評価されていました。100年前でさえ、ゴルファー達はフィリップのクラブを集めるよう宣伝し、ゴルフイラストレイテッドは、フィリップのクラブは無数の金のように価値があると記事に書きました。とりわけ、エリス氏のコレクションは、ケルト族の十字が刻まれたマキューアンのプレゼンテーションパターを含みました。

2007年、エリス氏は彼のコレクションから159本のクラブをサザビーズのオークションにかけました。アンドリュー ディクソンのクラブは販売記録を更新し、181,000ドルの最も高価なゴルフクラブとなりました。一方で、スクエアトーアイアンは151,000ドル、ロングノーズスクレーパー(スプーン)は91,000ドルで販売されました。

この他の高額取引された商品は:
パーマーパテントフォークシャフトウッド A.G.スポルディング&ブラザーズ作 (1901年頃):49,000ドル
ブロムリー&ビッケリーゴルフクラブ 純銀製トロフィーカップ (1903年):43,000ドル
ヒュー フィリップ 贈与/賞品 パター 装飾の彫刻入り (1840年頃):37,000ドル
ハートフォードパテント(保留)ソードブレード「エイミンクパター」(1918-1919年頃):31,000ドル
マキューアン 贈与/賞品 パター 装飾の彫刻入り (1800年頃):31,000ドル
アソルの第4侯爵 ヘビーアイアン (18世紀後半):31,000ドル

合計で217万ドルに達しました。販売日の前日、エリス氏は長い年月にわたるクラブ収集の喜びをコメントしました。
『コレクション収集の経験は、全くもって夢中にさせられる物でした。全てを1本ずつ欲しかったわけではありません。本当に創造的で、ユニークで、歴史的なものを1本ずつ欲しかっただけです。その結果として、私はクラブを楽しみ、集めましたが、次の素晴らしい作品を収集するために生きていきます。』

 

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